仲人へのおもてなしは、それぞれの家で結納の受け渡しのあと、労をねぎらう祝い膳を出すのが正式です。しかし、両家でもてなすには時間がかかるので、一方で祝い膳を用意したら、一方では「御酒肴料」を包むことが多いようです。仲人の家で結納を行うときには、両家が半分ずつ出し、「御酒肴料」または「御膳料」をさしあげます。また、ホテルや結婚式場を利用して祝い膳をつけないときは、「御酒肴料」を連名で包みます。女性側の家で結納を行うときは、「御酒肴料」または「御膳料」を男性側か父親が本人の名前で持参します。なお、仲人宅以外の場所で結納を行うときは、「御礼」とは別に「御車代」を包みます。仲人が自分の車で来た場合にも「御車代」は渡します。
ナイフとフォークの並べ方は、世界中どこへ行っても一緒です。必ずフォークは左側に置いてあります。つまり、西洋料理は左手で食べるようになっているのですね。それは、おそらく彼らが狩猟民族だったからでしょう。常にナイフを持っているところから始まっていると思います。もともと左は指。その指にかわるものとして、まず二本フォークができて、それが三本になり、四本になったという歴史があります。フォークを手の一部のように使いこなせるのが理想ですが、どうしても右手に持ちかえたほうが使いやすいという人も多いでしょう。親しい友人との会食なら、自分が食べやすい方法で食べたほうが、リラックスできて楽しめると思います。ただし、正式な場で持ちかえるのはあまり感心しません。とくに最初に魚や肉を全部切り分けてしまい、おもむろに右手にフォークを持って食べるというしぐさは、エレガントさにも欠けるし、味の点でもおすすめできないやり方です。
外出から帰ったときも「ただいま帰りました」ときちんとあいさつしていますか?無言のまま自分のデスクに座るのはいただけません。上司、同僚が外出するときは、必ず「行ってらっしゃい」と声をかけること。そして、帰社したときは、「お帰りなさい。お疲れさまでした」となります。ここでよく間違うのは「お疲れさま」と言うところを「ご苦労さま」と言ってしまうこと。「ご苦労さま」とは、目上の人が目下の人に言うあいさつです。退社する人に対しても「ご苦労さまでした」と言うのはタブー。このときも「お疲れさまでした」と言うのが礼儀。一方、自分が退社するときは「お先に失礼します」か「お先に帰らせていただきます」のどちらか。先に退社するのに間違っても「お疲れさまでした」と言わないように。また、部長室などに入るときに「おじゃまします」と言う人がいますが、これは公的な場にはそぐいません。こういうときは「失礼します」と言って入ること。退室するときも「失礼します」でOK。「失礼します」は実に便利なあいさつですね。
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