極度の「やせ願望」をもつと、細いものを細いと認識できない、細いものが太くみえる、または細いものがちょうど自分にふさわしいと感じるようになってしまいます。このような身体像に対する基準、すなわちボディイメージのゆがみは拒食症にみられる特徴です。たんなるダイエットから拒食症に発展するということはまずありません。しかし、拒食症がすでにはじまっていて、その症状の一つとしてダイエットをおこなっているということは考えられます。なかなか自分自身では判断がつきにくいので、まわりの人々の忠告にも耳を傾けたほうがいいでしょう。深みにはまってからもがいても、そこから逃れることは容易ではないのです。自分の理想体重をあまりにも低く設定し、体重をどんどん落としてギスギスにやせ、自分は美しくなったと思い込んでいても、健康を無視したツケは必ずいつか大きくなって自分に戻ってくるものです。ただやみくもにやせたいというのではなく、自分の体に対してのしっかりしたイメージをもち、それに向かって努力することがたいせつなのです。
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